ビタミンC不足が招いた悲劇と松の奇跡〜16世紀から学ぶピクノジェノールの歴史〜

冬はお肌が荒れやすかったり、体調を崩しやすい季節です。
そんな時期だからこそ、栄養バランスには十分注意したいですよね。

歴史を振り返ると、深刻な栄養不足によって大きな悲劇に見舞われた人々がいました。

今回は、16世紀の大航海時代を舞台にした、
フランス人探検家ジャック・カルティエの航海をとおして、
ビタミンC不足の影響と、そこから生まれた成分「ピクノジェノール」についてお伝えします。

壊血病と大航海時代:栄養不足がもたらす恐怖

 

16世紀、フランスの探検家ジャック・カルティエは、新たな土地を求めてカナダへ向かいました。
しかし、セントローレンス川が凍結するほどの大寒波に見舞われ、約4カ月もの間、そこに閉じ込められてしまいます。

新鮮な食糧が手に入らず保存食頼みの生活となり、乗組員の大半が原因不明の病に倒れ、死者も続出しました。

当時はウイルスや菌による感染症かと恐れられましたが、じつはビタミンC不足による壊血病でした。

当時はビタミンCの存在が知られておらず、
根本的な対策が確立されるまでに約400年もかかったといわれています。

奇跡の飲み物と「アヌダの木」

そうした最悪の状況で、同じ症状を抱えながら回復した原住民がいることにカルティエ一行は気づきます。
彼らは「アヌダ」という木の幹や葉を煎じて飲んでいました。

乗組員のほとんどは最初、怪しんで試そうとしませんでしたが、
飲んだ者が数日で回復し始めると、皆が殺到しました。
航海日誌には「奇跡の飲み物」として記録され、
実際に1週間ほどで多くの病人が元気になったといいます。

後の調査で、この「アヌダの木」が松の木だったことが判明。
この発見が、「ピクノジェノール」の歴史を紐解く大きなヒントとなりました。

フランス海岸松から生まれたピクノジェノール

時は移り20世紀。
大学教授ジャック・マスケリエ博士が、カルティエの航海日誌に残された
「奇跡の飲み物」に興味を持ち、研究を始めます。

そこで注目したのが、フランスのランド地方に生育する海岸松。
この地方は雨が少なく紫外線量が非常に多い環境で、
過酷な状況に耐えるため、松の樹皮が通常の2倍以上もあります。

こうした松の樹皮から抽出された高濃度の成分がピクノジェノールです。
国際特許製法で抽出され、世界90か国以上で商標登録が行われているとされています。
「フランス海岸松エキス」のロゴが正規の証となり、
同じような松のエキスでも、このロゴがないものはピクノジェノールとは呼べません。

ピクノジェノールと美容と健康

ピクノジェノールは、美容や健康サポートを目的とした成分として、
世界各国で研究・報告が進められています。
海外の文献によると、ビタミンCの約340倍、ビタミンEの約170倍の
アプローチ力に言及しているものもあり、注目を集めてきました。

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世界が注目するピクノジェノール、その秘めている力に私たちも目が離せません💦
これからもおすすめの成分をちょこっとずつお話させていただきますね😊

今回もお読みいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願いいたします。