髪の状態は、日々の生活習慣と密接に関わっています。
中でも「何を食べるか」は、頭皮や髪に必要な栄養を届けるために欠かせない要素のひとつです。
今回は、髪と体の健康を意識した食生活のポイントとして、和食の基本である「まごわやさしい」という食材選びの考え方をご紹介します。
栄養不足が髪に与える影響とは？
髪の成長には、たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が必要です。
しかし、食事が偏っていたり、不足が続いたりすると、頭皮環境が乱れたり、髪にツヤやハリがなくなってしまうこともあります。
健康的な髪づくりのためには、バランスの取れた食生活を意識することが重要です。
和食に学ぶ「まごわやさしい」の食材バランス
「まごわやさしい」とは、健康に役立つ食材の頭文字を覚えやすく並べたもので、毎日の食事バランスの参考になります。
ま＝豆類（大豆・納豆・豆腐など）
豆類は、髪の主成分であるケラチンの材料となる良質なたんぱく質が豊富です。
また、ビタミンB群や鉄、マグネシウムなどのミネラルも含まれています。
ご＝ごま・ナッツ類
ごまやアーモンドには、抗酸化作用が期待されるビタミンEや、不飽和脂肪酸、ミネラルが含まれており、血行サポートや体内の酸化バランス維持にも役立ちます。
小さじ1～2程度を料理にふりかけるだけで、簡単に取り入れられます。
わ＝海藻類（わかめ・昆布・ひじきなど）
海藻類は、ヨウ素やカルシウム、食物繊維が豊富です。
特にヨウ素は、新陳代謝のサポートやホルモンバランスにも関係するとされており、健やかな頭皮環境づくりにも関わります。
食材の「組み合わせ」で栄養バランスを整える
「まごわやさしい」に含まれる食材は、それぞれに優れた栄養特性がありますが、単体で摂るのではなく、複数を組み合わせてバランスよく取り入れることが大切です。
たとえば、豆腐とわかめの味噌汁にごまをトッピングするなど、日常の食事に無理なく加えていくことで、体と髪の健康をサポートしやすくなります。
続けることで「習慣」になる
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、毎日の積み重ねが髪や体の土台を整えてくれます。
意識的に続けることで、やがて自然と身につき、食生活が「習慣」として定着していきます。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回もお楽しみに♪
