毛穴の黒ずみや角栓が気になると、「貼って剥がすタイプ」の毛穴パックに手が伸びることがあるかもしれません。
一度でスッキリしたように見えるこのアイテムですが、実は肌への負担が大きい可能性があるため注意が必要です。
貼って剥がす毛穴パックが抱える問題点

肌のバリア機能を傷つけるおそれ
パックの粘着力によって角栓だけでなく、肌の表面にある角質層まで一緒に剥がしてしまうことがあります。
角質層は肌を外的刺激から守る大切な保護膜であり、それが損なわれることで乾燥や赤みなどのトラブルを引き起こす可能性がございます。
皮脂の分泌が過剰になる可能性
必要な皮脂まで取り除いてしまうと、肌は潤いを補おうと皮脂を余分に分泌することがあります。
これが毛穴詰まりやテカリの原因となることもあり、むしろ悪循環につながりかねません。
毛穴がより目立つ状態になることも
乾燥やダメージによって肌のハリが失われると、毛穴が開いて目立ちやすくなることがあります。
一見すっきりしても、根本的な解決にはなりません。
毛穴の数に違いはあるの?
「毛穴が目立つ=毛穴が多い」というイメージを持つ方もいますが、実際には顔の毛穴数はほとんどの人が約20万個といわれています。
目立つかどうかは、毛穴の開きや詰まり、皮脂の酸化、肌の水分量などが影響しているのです。
間違ったスキンケアが毛穴トラブルを招くことも
毛穴の目立ちが気になり始めたとき、次のようなケアを無意識にしていませんか?
- 強い洗浄力のオイルクレンジング:合成界面活性剤が多く含まれていると、肌に必要な潤いまで奪ってしまう場合があります。
- 熱すぎるお湯での洗顔:高温のお湯は皮脂を溶かしやすく、肌の保護機能を低下させることがあります。
- ゴシゴシこする洗い方や高圧シャワー:摩擦や刺激が強い洗顔は、肌にとって大きなストレスになることがあります。
これらのケアは一見効果的に見えて、長い目で見ると毛穴を目立たせてしまう原因になりかねません。
今日から始めたい、やさしい毛穴ケアの基本
毛穴を目立たせないためには、「取り除くケア」よりも「守るケア」が重要です。
- クレンジングはジェルタイプなど、摩擦を避けやすいものを選ぶ
- 洗顔後は、無添加の化粧水などでしっかり保湿
- 毛穴パックや過度な皮脂除去は控える
スキンケアは足すより引くことが大切。必要なものだけを与えることで、肌本来の力が引き出されていきます。
クレンジング選びも大切なポイント
肌へのやさしさを考えるなら、摩擦を抑えて使えるジェルタイプのクレンジングが推奨されます。まずは毎日のケアを見直して、肌に負担をかけないスキンケア習慣を取り入れていきましょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回もお楽しみに♪