背中・胸ニキビの原因と対策|常在菌バランスを整えて健やかな肌へ

今回は、「背中・胸ニキビの原因と対策」について、体の常在菌バランスを整える観点から詳しくお伝えしていきます。

顔と体では異なるニキビの原因菌

顔にできるニキビと、背中や胸元にできるニキビでは、原因となる菌が異なります。
顔のニキビは、酸素を嫌う「アクネ菌」が主な原因とされています。
アクネ菌は誰の肌にも存在する常在菌で、通常は肌の健康を支える役割を担っています。
しかし、皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりによって酸素が遮断されると、アクネ菌が繁殖し、炎症を引き起こすことがあります。

一方、体のニキビ、特に背中や胸元にできるものは「マセラチア菌」というカビの一種が関係することが多いと考えられています。
マセラチア菌も皮膚の常在菌の一つですが、湿度や皮脂が増える環境で過剰に繁殖しやすくなり、炎症やニキビの原因になることがあります。

背中・胸のニキビが悪化しやすい理由

背中や胸にできたニキビは、顔に比べてぶり返しやすい傾向があります。
特に梅雨から夏にかけては、湿度と皮脂の増加によってマセラチア菌の繁殖が促進されやすくなります。
また、体調不良やストレス、疲労がたまると皮膚の免疫力が低下し、常在菌のバランスが崩れることでニキビが発生しやすくなると考えられています。

皮脂の分泌と生活習慣の関係

皮脂が過剰になる生活習慣とは?

皮脂の分泌量は、遺伝的な体質だけでなく、生活習慣の影響も大きく受けます。
たとえば、過剰なストレス、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足などが続くと、自律神経のバランスが崩れ、男性ホルモンの分泌が促進されます。
男性ホルモンには、皮膚を硬くし、毛穴を縮める作用があるため、皮脂が毛穴に閉じ込められやすくなり、ニキビができやすい状態に繋がるのです。
思春期のニキビや、生理前に現れるニキビも、このホルモンバランスの変動が関与しているとされています。

できることから生活習慣を見直す

ストレスを完全になくすことは難しいかもしれませんが、意識的に睡眠時間を確保し、自律神経を整えるよう努めることが大切です。
また、皮膚常在菌のバランスを整える意識を持つことで、肌環境を健やかに保つサポートが期待できます。

常在菌バランスをサポートするアイテム

菌活化粧水「エイチジンビューティー」

皮膚常在菌のバランスを整えるサポートとして注目されているのが、エイチジン社の菌活化粧水「エイチジンビューティー」です。
この化粧水は、塗布することで肌に存在する美肌菌のエサとなり、常在菌バランスを健やかに保つことを目指しています。
顔はもちろん、背中や胸元など全身にも使える仕様となっています。

日々のスキンケアの注意点

ボディソープや洗い方にも注意

市販のボディソープには、洗浄力の強い合成界面活性剤が含まれている場合があり、必要な常在菌まで取り除いてしまうことがあります。
スキンケアでは、純石鹸をたっぷり泡立て、手でやさしく洗うことを心がけましょう。ナイロンタオルなどで強く擦るのは避け、肌に負担をかけないようにすることが大切です。
また、髪を洗った後に体を洗うことで、シャンプーやコンディショナーの成分が背中に残るのを防ぎ、毛穴詰まりのリスクを軽減できます。

できることから対策を始めよう

体にできるニキビは、生活習慣やスキンケアの見直し、常在菌バランスを意識したケアによって、少しずつ改善を目指すことができます。
必要に応じて医療機関に相談しながら、日々の小さな積み重ねを大切にし、健やかな肌環境を目指していきましょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また次回もお楽しみに♪