お正月や新年会など、お酒を楽しむ機会が増える季節。そんなとき、ふと気になるのが「お酒は髪に悪影響を与えるのでは？」という疑問ではないでしょうか。
実は、選び方や飲み方に気を付けることで、お酒も健やかな頭皮環境づくりのサポートに役立つ可能性があります。
今回は、髪のことを考えながら楽しみたいおすすめのお酒を3種類ご紹介します。
髪と相性の良いお酒の選び方
日本酒：アミノ酸と温かさで頭皮をサポート
日本酒は、アミノ酸を豊富に含むお酒のひとつ。
髪の主成分であるたんぱく質はアミノ酸から作られるため、アミノ酸を含む食材や飲み物を意識して取り入れることは、髪の健やかさをサポートする基本となります。
また、日本酒には「アデノシン」という成分が含まれ、体内のめぐりをスムーズに整える働きが期待されています。
温かい日本酒（熱燗）で飲むことで、血流サポート効果を高めやすくなるとされています。
さらに発酵によって生まれる「コウジ酸」や「α-グルコシルグリセロール」も、エイジングケアを意識する方にうれしい成分。
冷たい日本酒よりも、温めて飲むことを意識しましょう。
～日本酒を楽しむときのポイント～
- 熱燗にしてめぐりを意識
- 1回の目安量は1合（約180ml）程度
赤ワイン：ポリフェノールで若々しさをサポート
赤ワインは、抗酸化作用が期待される「ポリフェノール」を豊富に含んでいます。
特に「レスベラトロール」は、年齢に伴う変化にアプローチする働きが注目されています。
頭皮の環境を健やかに保つためには、活性酸素を抑えることも大切な要素。
その意味でも、赤ワインに含まれるポリフェノールは頼もしい存在といえるでしょう。
また、赤ワインには鉄分やカリウムも含まれているため、栄養バランスを意識した食事との組み合わせもおすすめです。
特に、ビタミンB群を多く含むお肉料理と合わせることで、相乗効果が期待できます。
～赤ワインを楽しむときのポイント～
- お肉料理と一緒に摂取して栄養バランスアップ
- グラス1杯（約120ml）程度を目安に
ビール：ホップの力に注目
ビールは、大麦とホップ、水から作られるお酒。
中でもホップに含まれる「ゲラニオール」や「フィストロゲン」には、体内バランスを整えるサポートが期待されています。
ゲラニオールはホップの香り成分の一つで、リラックス効果にも関係するとされます。
また、フィストロゲンは、女性ホルモンに似た働きがあるとされ、髪の健やかさを意識する上でも注目されています。
とはいえ、ビールは糖質が高めなお酒でもあるため、飲みすぎには注意が必要です。
～ビールを楽しむときのポイント～
- できれば糖質オフビールを選択
- 中ジョッキ1杯（約350ml）までを目安に
お酒と髪のために意識したい3つの心得
1. 適量を守ることを最優先に
どんなに良い成分が含まれていても、過剰摂取は逆効果。
肝臓への負担を減らすことが、髪の健康維持にもつながります。
2. 栄養バランスの良い食事と一緒に楽しむ
お酒単体ではなく、たんぱく質やビタミン、ミネラルを意識した食事と合わせることで、より健やかな体づくりをサポートできます。
3. リラックスタイムとして取り入れる
ストレス軽減は頭皮環境にも良い影響を与えるとされています。
楽しみながらリラックスできる飲酒スタイルを意識しましょう。
まとめ
お酒は選び方と飲み方によって、髪や頭皮の健やかさをサポートする存在にもなり得ます。
ただし、「楽しむ＝過剰摂取」にならないよう、あくまで適量とバランスを大切にしましょう。
日々の習慣に少しの工夫を加えて、健やかな髪と体を育む一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また次回もお楽しみに♪
