紫外線が強くなる夏は、肌が乾燥しやすく、くすみが気になりやすい季節。そんな時期に見直したいのが、スキンケア習慣です。
中でも注目されているのが「ビタミンC」。栄養として体内でも重要な働きを担うだけでなく、美容成分としても支持されています。
今回は、ビタミンCの基礎知識とスキンケアへの取り入れ方、そして商品を選ぶときのポイントまでをわかりやすくご紹介します。
ビタミンCの基本と肌との関係

歴史からわかるビタミンCの必要性
ビタミンCが注目され始めたのは、大航海時代。長期間の航海によって野菜や果物が不足し、「壊血病」と呼ばれる疾患が多発しました。その主な原因が、ビタミンCの欠乏によって体内のコラーゲンが生成できなくなることだったとされています。
壊血病の症状には、歯茎からの出血や傷の治癒遅延などがあり、当時の船員にとって命に関わる問題でした。これにより、ビタミンCの重要性が医学的にも認識されていきました。
人間は体内でビタミンCを合成できないため、食事や外部からの摂取が必要です。これは肌にとっても同じで、ハリや透明感を保つうえで欠かせない成分とされています。
スキンケアにおけるビタミンCの働き
肌にどう役立つのか?
ビタミンCはスキンケア製品に多く用いられており、次のような美容的働きがあるとされています。
- 肌を整えるサポート
- ハリ感を保つためのコラーゲン生成サポート
- 紫外線によるダメージを受けた後のケア
- 毛穴の目立ちやくすみにアプローチ
紫外線や乾燥で乱れがちな夏の肌に対し、ビタミンCは多方面からサポートしてくれる成分として活用されています。
ビタミンC配合アイテムの選び方
ピュアビタミンCと誘導体の違いを理解する
スキンケアに使われるビタミンCには、大きく2種類のタイプがあります。
- ピュアビタミンC(アスコルビン酸)
即効性があるものの、非常に酸化しやすく不安定であるため、配合には工夫が必要。 - ビタミンC誘導体
安定性が高く、肌に塗布したあと体内の酵素によってビタミンCとして働く設計。化粧品には比較的使いやすい形です。
選ぶ際は、容器が遮光タイプであるか、成分表示に誘導体の種類が明記されているかなども確認ポイントになります。
日々のスキンケアにどう取り入れる?
外側からのアプローチも意識して
ビタミンCは食品やサプリメントでも摂取可能ですが、美容目的では外側からのケアも重要です。
たとえば、「VCセラム」は、ビタミンC誘導体を7%配合した美容液。毎日のスキンケアに取り入れることで、明るくハリのある印象づくりをサポートしてくれます。
また、「リセラC」は使用直前に成分を混ぜる「用時混合型」で、酸化を防ぎながら新鮮なビタミンCを肌に届けられるよう工夫された設計。特別な日のケアや紫外線を多く浴びた日のケアにも適しています。
ビタミンCで夏の肌をすこやかに
ビタミンCは、栄養面だけでなく、スキンケアでも重要な役割を果たす成分です。
紫外線ダメージや乾燥によって肌のバランスが崩れやすい夏こそ、ビタミンCを取り入れたケアでやさしく整えていきましょう。
「初めて美容液を取り入れたい」という方にも選ばれることの多いビタミンC。まずは、自分の肌状態に合わせたアイテムを選び、毎日のスキンケアにプラスしてみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回もお楽しみに♪