【美容成分コラム Vol.18】抗酸化の正体、知ってる?活性酸素から肌を守る仕組み

こんにちは!レイテノール編集部の南です。

化粧品成分を深く細かく解説する美容コラムへようこそ♪

今回のテーマは、【抗酸化の正体、知ってる?】です。

エイジングケアでよく聞く「抗酸化」とは?

このコラムを読んでくださっている皆様には、
いわゆるエイジング世代の方も多いはず。

エイジングケアといえば、
必ずといってよいほど出てくるキーワードが「抗酸化」です。
「抗酸化しなきゃ!」と意識していらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

では実際に、抗酸化がどのような仕組みで働いているかご存じですか?

必要なことは分かっていても、
そのメカニズムまで理解している方は意外と少ないかもしれません。

今回は、私たちの老化に関係する「酸化」の正体と、
それに対抗する「抗酸化」について解説します。

酸化は老化に関わる大きな要因の一つ

老化に関係する代表的な要因として、
「酸化」「糖化」「炎症」が挙げられます。

このうち、酸化老化要因の約7割を占めるともいわれています。

つまり、酸化を防ぐことはエイジングケアにおいて
最重要課題といっても過言ではありません。

では、その「酸化」はなぜ起こるのでしょうか?

細胞の酸化を引き起こす「活性酸素」

身体や細胞の酸化には、「活性酸素」が深く関わっています。

活性酸素が増える原因はさまざまですが、
肌にとって大きな要因となるのが紫外線です。

紫外線を浴びると、私たちの細胞は膨大な酸化ダメージを受けます。

そのほかにも、ストレス、喫煙、大気汚染、偏った食生活など
私たちの身近なところに活性酸素を増やす要因が潜んでいます。

生きているだけでも活性酸素は生まれる

そして実は、酸化の最大の原因は「呼吸」なんです…!
私たちは酸素を取り込んで生きている以上、
エネルギーを作り出す過程で必ず活性酸素が発生します。

生きることは酸化することと言えますね。

酸化ストレスが肌や身体に与える影響

細胞内で過剰に発生した活性酸素は、
細胞膜の脂質やタンパク質、さらにはDNAなどに影響を与えます。

こうした酸化ダメージが蓄積すると、
肌のハリや弾力の低下、シワ、たるみなどの一因になると考えられています。

また、酸化ストレスは加齢だけでなく、
さまざまな生活習慣病や慢性疾患との関連も研究されています。

身体には抗酸化酵素が備わっている

もちろん、私たちの身体も無防備ではありません。

体内には、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)
カタラーゼグルタチオンペルオキシダーゼなど、
活性酸素の処理に関わる抗酸化酵素が備わっています。

その酵素の働き以上に酸化ストレスが大きくなると老化が進みます。

そして大変残念なことに、
35歳以降、この酵素の働きは徐々に弱くなり、
酸化が進みやすくなってしまうんです。
これが年齢と共に抗酸化の重要性が増してくる理由です。

抗酸化とは活性酸素とのバランスを整えること

では、「抗酸化」とは何なのでしょうか。

抗酸化とは、活性酸素の働きを抑えたり、
無毒化したりすることで、細胞を過剰な酸化ダメージから守る仕組みのことです。

代表的な4種類の活性酸素

活性酸素には、代表的なものとして次の4種類があります。

①スーパーオキシド

栄養素からエネルギーを作り出す過程などで発生する活性酸素です。

体内では、主にSODという抗酸化酵素によって過酸化水素へと変換されます。

②過酸化水素

スーパーオキシドがSODによって処理されたあとなどに生じます。

過酸化水素は、カタラーゼやグルタチオンペルオキシダーゼなどの酵素によって、
水などへと分解されます。

③ヒドロキシラジカル

過酸化水素などから発生する、反応性が非常に高い活性酸素です。

脂質やタンパク質、DNAなどにダメージを与えやすく、
酸化ストレスを考えるうえで特に注意したい活性酸素の一つです。

④一重項酸素

紫外線などの光刺激によって発生する活性酸素です。

皮膚の酸化や光老化に関わる活性酸素の一つと考えられています。

活性酸素によって得意な抗酸化成分が異なる

特に注意したいのが、
反応性の高いヒドロキシラジカルや、紫外線によって生じる一重項酸素です。

そして大切なのは、すべての抗酸化成分が、
すべての活性酸素に同じように働くわけではないということ。

活性酸素の種類や発生する場所によって、抗酸化物質にもそれぞれ異なる特徴があります。

ポリフェノールとピクノジェノール®

抗酸化成分としてよく知られているものの一つが、ポリフェノールです。

ポリフェノールは植物に含まれる成分の総称で、
活性酸素やフリーラジカルに対するさまざまな働きが研究されています。

なかでも、ブドウの種や赤ワインなどに含まれる「プロシアニジン」は、
ポリフェノールの一種です。

私たちが大好きなピクノジェノール®は、
フランス海岸松の樹皮から抽出される成分で、複数のポリフェノールを含み、
そのうち多くをプロシアニジンが占めています。

さまざまな角度から抗酸化を考えたい方にとって、とても頼りがいのある成分です♪

一重項酸素とカロテノイド

カロテノイドも、抗酸化を考えるうえで注目したい成分です。

カロテノイド植物や海産物などに含まれる天然色素の一種で、
β-カロテン、ルテイン、リコピン、アスタキサンチンなどがあります。

カロテノイドは、特に一重項酸素を消去する働きについて研究されています。

なかでもアスタキサンチンは、
鮭やエビなどの赤やピンク色のもとになっている成分です。

特定の試験条件における一重項酸素の消去能では、
ビタミンCの約6,000倍という報告もあり、
非常に高い抗酸化力を持つ成分として知られています。

「なんとなく」ではなく「狙って抗酸化」

エイジングケアは、知れば知るほど、取り入れたいものがどんどん増えてしまいますよね。

でも、すべてを一度に取り入れるのはなかなか大変です。

だからこそ、まずは紫外線対策を徹底し、食生活や睡眠などの生活習慣を整えたうえで、
自分に必要な抗酸化成分を選ぶことが大切です。

「なんとなく抗酸化」ではなく、「狙って抗酸化」

メカニズムを理解して優先順位をつければ、
毎日のエイジングケアをもっと効率的に組み立てられます。

知識を味方につけて、過剰な酸化ストレスに負けない肌を目指していきましょう♪

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回もお楽しみに🍀