【美容成分解説コラムVol.9】キーワードはpH値!?知識をつけて美肌へ♪

こんにちは!
レイテノール編集部の南です。
化粧品成分を深く細かく解説する美容コラムへようこそ♪

第9回となる今回はpH値について紹介していきます。

pH値とは?

「肌は弱酸性」であることをご存知の方も多いはず。

PH値には人体の不思議とも言える深~い関わりがあるんです。
肌の仕組みをしっかり理解して、ぜひスキンケアの組み立ての参考にしてくださいませ!

pH値の基礎知識

pH値とは「水素イオン濃度」の略称です。
0~14まであり、数字が小さくなるほど酸性で、大きくなるほどアルカリ性です。
真ん中の7が中性で基準となります。

例えば純水はpH7、レモン汁はPH2~3、重曹はpH9程度です。
なんだか学校の授業を思い出しますね。

肌の最適な状態はpH値が4.5~6.0の「弱酸性」の状態です。
この弱酸性の状態は善玉菌が元気いっぱいにバリア機能を作ることのできる状態なので、
揺らぎにくく、自らの力で潤う健やかな理想の肌をキープすることができます。

pH値と肌トラブルの関係

弱酸性の状態は善玉菌が皮脂を分解し脂肪酸を作ることで維持されます。
善玉菌が元気だと肌は弱酸性になり、
その弱酸性の肌の上でますます善玉菌が元気になる・・・

そんな好循環を生むことができるんです♪

反対にアルカリ性に傾いている肌は悪玉菌優位な環境になりやすいです。
悪玉菌が優位になると潤いを生み出す善玉菌の働きが弱くなり、
乾燥、ニキビ、くすみ、赤みなど肌トラブルの原因になってしまいます。
現在このようなトラブルにお悩みの方は、
もしかしたらアルカリ性に傾いてしまっているかもしれません。

アルカリ中和能について

「1回アルカリ性に傾いたらもうダメってことに?」
と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません!

肌には「アルカリ中和能」という自浄作用が備わっており、
アルカリ性に傾いたとしてもちゃんと弱酸性の最適な状態を保つことができる仕組みがあるんです。
肌のもつホメオスタシス=恒常性がなせる人体の不思議です♪

スキンケアのPH値を考えるにあたって大切なことは、
アルカリ性のものを使用しないことではなく、
弱酸性と弱アルカリ性それぞれの得意分野を理解して使いこなすことです。

弱酸性と弱アルカリ性のスキンケア

弱酸性のスキンケア肌のPH値に近いため、肌への負担感を軽減しやすいです。
化粧水や乳液など長時間肌に乗せておくものや、
紫外線から肌を守る目的のものによく用いられています。

一方弱アルカリ性汚れを綺麗に落とす力に優れていて、
クレンジングや洗顔に適しています。
弱アルカリ性の純石けんが肌を洗うのに最も適していると言われるのは、
こういった理由によるものなんです。

弱アルカリ性のクレンジングや洗顔は肌に負担になりそうと
感じられる方がいらっしゃるかもしれません。
しかしスキンケアの肌への優しさはpH値だけで決まるものではないので、
肌にどのような働きをするのかをしっかりと踏まえて組み合わせるのが上手な取り入れ方です。

肌のpH値とスキンケアのpH値、なかなか上級者向けな使い方ではありますが、
肌トラブルがひかない時の救世主になるかもしれません!

ぜひ知識だけでも覚えておいていただけると嬉しいです♪

pH値を味方につけるミストウォーター

余談ですが、このpH値の仕組みを用いて美肌づくりをするアイテムに、
レイテノールのミストウォーターがあります。

ミストウォーターはボトルの中にあるときは強アルカり性です。
(防腐謝を入れなくても安定していられる秘密です!)

お肌に触れると肌のアルカリ中和能を活発にし、
悪玉菌をやっつけたり、酸化した皮脂を還元したりしながら
弱酸性に変化する
という性質があります。
ハンドプレスは弱酸性に変化するまでの時間を短縮するための施策です。

ミストウォーター皮唐常在菌のバランスを整え
PH値を整え、保水をし、膨潤性により肌が水分を吸収しやすい状態にし、
その次に重ねるアイテムへデリバリー効果を発揮します。

▶レイテノールミストウォーターの詳細はこちらから

自分の肌を知ることで、スキンケアが楽しくなる!

今お肌の上でこんなことが起きてるんだ!と知ると、
なんだかスキンケアが愛おしくなりますよね💕

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、また次回もお楽しみに🍀