【美容成分コラム Vol.17】界面活性剤は本当に怖い?化粧品添加物の役割と正しい選び方

こんにちは!レイテノール編集部の南です。

化粧品成分を深く、細かく解説する美容コラムへようこそ♪

今回のテーマは、【実は怖くない!?化粧品添加物について】です。

界面活性剤や添加物は、本当に肌に悪い?

コラムを読んでくださっている美容上級者の皆さん。

「界面活性剤」「添加物」と聞くと、
なんとなく怖い、できれば入っていないほうがいい……と思っていませんか?

けれど実際には、“完全無添加”の化粧品は選択肢がとても少ないのも事実です。

今回は、界面活性剤や添加物に不安を感じている方にこそ、読んでいただきたい内容です。

化粧品を構成する基本的な成分

化粧品が何からできているか、ご存じでしょうか。

主な要素は、次の3つです。

  • 水性成分
  • 油性成分
  • 界面活性剤

この3つをベース成分と呼び、
多くの化粧品はこれらを基礎として作られています。

そこに、シワ改善や美白などの働きを持つ「機能性成分」
品質を保つための「安定化成分」
さらに香料色素温感成分などが加わります。

界面活性剤は水と油の橋渡し役

では、界面活性剤とは何でしょうか?

簡単にいえば、水と油を仲良くさせる橋渡し役です。

本来、水性成分と油性成分は、そのままでは混ざり合いません。
この2つを混ぜ合わせ、安定した状態に保つことは、
乳液やクリーム、クレンジングを作るうえで非常に重要です。

界面活性剤なしでは、多くの化粧品は成立しません。
つまり、化粧品にとって欠かせない大切な存在なのです。

界面活性剤も添加物も、すべてが悪者というわけではありません。

なぜ「界面活性剤=悪者」と思われているの?

それでは、なぜ「界面活性剤=悪者」というイメージがあるのでしょうか。

以前は、現在ほど精製技術が発達しておらず、
精製度の低い原料が使われることもありました。
そのため、刺激や環境への影響など、
好ましくないイメージが広まったことも理由のひとつと考えられます。

また、技術が進歩した現在もなお
界面活性剤が一括りにされてしまうのは、
界面活性剤には複数の種類があり、それぞれ性質が大きく異なるからではないでしょうか。

界面活性剤には4つの種類がある

界面活性剤は、電気的な性質によって大きく4種類に分けられます。

アニオン系(陰イオン界面活性剤)

洗浄力が比較的高く、さっぱりとした使用感が特徴です。

洗顔料やシャンプーなどに多く使用されています。

カチオン系(陽イオン界面活性剤)

静電気を防いだり、髪を柔らかく整えたりする働きがあり、
柔軟剤やヘアトリートメントなどに使用されています。

一方で、種類や濃度、使用方法によっては
肌への刺激につながる可能性があります。
トリートメントを頭皮に直接塗布すると、
肌荒れの原因になることも
あるため注意が必要です。

両性界面活性剤

比較的刺激が穏やかなものが多く、
ベビー用製品や敏感肌向けの洗浄料などにも使用されています。

代表的なものに、ベタイン系界面活性剤があります。

非イオン系(ノニオン界面活性剤)

電気的な性質を持たず、比較的刺激が穏やかで、
安定性が高い
ことが特徴です。

乳液やクリーム、クレンジングなど、
さまざまなスキンケア化粧品に使用されています。

大切なのは「入っているか」ではなく「どう使われているか」

界面活性剤は、種類だけでなく、洗浄力や作用の強さもさまざまです。

洗浄力の強いものを必要以上に使用すると、
肌に必要な皮脂まで落としてしまい、バリア機能の低下や乾燥につながることがあります。

しかし、肌質や使用する部位、使用目的に合わせて選べば、
界面活性剤は心強い味方になってくれます。

界面活性剤を完全に排除することは、現実的ではありません。

大切なのは、すべてを「避ける」ことではなく、
自分の肌や目的に合ったものを「選ぶ」ことです。

レイテノールクレンジングに使われている界面活性剤

レイテノールといえば、「水溶性ジェルクレンジング」ですよね♪

水をベースとしたジェルで油性のメイク汚れを落とすためには、
界面活性剤の働きが欠かせません。

もちろん、レイテノールクレンジングにも界面活性剤が配合されています。

使用しているのは、次の3種類です。

  • トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル
  • ポリソルベート20
  • ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル

いずれも非イオン性界面活性剤に分類され、
クレンジング料やスキンケア化粧品などに広く使用されている成分です。

「レイテノールクレンジングは肌当たりが優しいのに、メイクはきちんと落ちる」
と感じたことはありませんか?

その理由のひとつが、液晶構造にあります。

メイク汚れを包み込む「液晶構造」とは?

非イオン性界面活性剤と、水性成分である多価アルコール
組み合わせることで、
液体と固体の中間的な性質を持つ「液晶」と呼ばれる構造が作られます。

レイテノールクレンジングでは、
BGやDPGなどの多価アルコールが使用されています。

この液晶構造油性のメイク汚れを包み込み
肌から浮かせることで、水でするんと洗い流しやすくしているのです。

このような仕組みを利用したクレンジングは、「界面活性剤型」に分類されます。

油分や溶剤によってメイクを直接なじませるタイプとは異なり、
処方や使用方法によっては、
肌のうるおいを守りながらメイクを落としやすいことが特徴です。

成分表示は「敵探し」ではなく「相棒探し」

このように、界面活性剤は種類や配合方法、
使い方によって、私たちの肌の味方になってくれます。

少し熱弁しすぎてしまいましたので、
添加物全体のお話は、また別の機会に……!

「界面活性剤も添加物も、正しく知って選べば、美肌づくりの味方になってくれる」
ということが、皆さまにお届けできていたら何よりです。

知識は、不安を安心に変えてくれます。

これから成分表示を見るときは、“敵探し”ではなく、
“自分の肌に合う相棒探し”という目線で見てみてくださいね❤︎

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また次回もお楽しみに🍀